今回は、施行事例のご紹介ではなく、コラムです。
今後は施行事例のご紹介ばかりではなく、
お客さまからよく頂く質問についてもわかりやすく解説していければと考えてます。
では、記念すべき第一段!
テーマは・・・アルミホイールのメッキ加工です。
こちらはルアー釣りで人気のターゲットのメッキ(あじ)。
今回のテーマ(メッキホイール)とは一切関係ありませんので、あしからず。。。
(昔、相模川河口でよく釣ったな〜。。。)
では、気を取り直して、本題へ。
アルミホイールへのメッキ加工について
「メッキのホイールを修理したい」
「愛車のホイールをメッキに加工したい。」
当店でも多くのお客様から、上記のような「メッキ」ホイールに関してお問合せやご相談をお受けします。
「メッキ」と一言でいっても、工法がいくつかあるのをご存知ですか?
ホイールへのメッキ加工の場合、現在では主に「クロームメッキ」と「スパッタリングメッキ」と2種類の加工法があります。
(他に「蒸着メッキ」という安価な工法もありますが、耐久性に難があるため、当店では蒸着メッキの取扱いはしておりません。)
今回のコラムでは、それぞれの特徴を解説します。
クロームメッキの特徴
わかりやすく一言で無理矢理に表現しようとすると・・・「電気メッキ」です。
十分な下地処理をした対象物(ホイール)を水槽に入れ、水槽内で電気を流して対象物の表面にメッキ層を作ります。
クロームメッキのメリット
○スパッタリングよりも、より深みのある重厚な輝きがある。
○金属皮膜のため、傷や衝撃にも強い。
クロームメッキのデメリット
×スパッタリングと比べると費用・納期がかかる。
×電気が一様に流れにくいような複雑な形状のホイールの場合、クロームが一定して付かずにムラになることがある。(深リムの場合、リムとスポークの根元付近など)
スパッタリングメッキの特徴
わかりやすく一言で表すと・・・「真空塗装メッキ」でしょうか。(正確にはちょっと違いますが)
十分な下地処理した対象物(ホイール)を真空状態のチャンバー内で高電圧でイオン化した金属を吹き付けて対象物の表面にメッキ層を作ります。
スパッタリングのメリット
○クロームメッキと比べると、費用・納期を抑えることができる。
○複雑な形状の対象(ホイール)にも施行が可能。
スパッタリングのデメリット
×輝きの深み・重厚さという意味では、クロームの輝きには敵わない。
最後に ・・・
クローム・スパッタのどちらの工法にも、メリット・デメリットがそれぞれあります。
当店では上記のメリット・デメリットを十分にご説明させて頂いた上で、お客様のご予算やご要望に応じたご提案をさせて頂いております。
愛車のお気に入りのホイールを・・・
↓ メッキ加工することで・・・
↓
新品以上の高級感のある輝きに。
ホイールのメッキ加工については、当店までお気軽にお問合せください。