今回は、アルミホイールの粉体塗装のご紹介です。

 

粉体塗装のメリット・デメリット

 

<メリット>
・耐腐食性、塗膜強度の耐久性が非常に優れている。
・硬度もありながら柔軟性もあるため、傷が付きにくく割れにくい。
・塗装対象面を静電気で帯電させて粉を付着させるため、細かな入り組んだ場所にもムラのない塗装が可能である。

 

<デメリット>
・調色が不可能なため、設定色の中に希望のカラーがない場合がある。(どのようなカラーがあるかはお問い合わせください。)
・納期・コストは、ウレタン塗装と比較してかかる。

元のホイールがウレタン塗装仕上げで1〜3本での傷修理の場合にはパウダーコートは使用できません。この場合、同様にウレタン塗装で塗装します。

しかし・・・
4本セットでの修理の場合、
他色へ4本カラーチェンジする場合、
等のケースでは、多少のコストや納期がかかったとしても、数年先の塗装の耐久性を考え、粉体塗装(パウダーコート)をお勧めします。

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お客様は、横浜市中区にお住まいのN様。
車種を伺うのを忘れてしまたんですが、仕事用の三菱車に履かれているホイールとのことでした。

元々のホイールは・・・
リムとポリッシュの上面がポリッシュ(ダイアカット)加工 、
サイド面はシルバー塗装、で仕上げられています。
ピアスボルトはダミーのもので、1ピースのホイールです。

ポリッシュ加工されたスポークの上面の脇の部分から、劣化症状の定番のクリアーのヒビ割れの症状が出てます。
ポリッシュホイールの宿命というか、最終的には必ずこうなってしまいます。

 

ホイールの裏側も、腐食や錆がかなり広がっていました。
ここも綺麗にします。
 

元のような状態にレストアすることももちろん可能ですが、
ダイアカット加工はかなり高額になるため、今回はブラックへのカラーチェンジです。

耐久性・信頼性の高い、粉体塗装(パウダーコート)をお客様は選択されました。

ではでは・・・
 ピアノブラック(艶有り黒)で・・・パウダーコート!!

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ダミーのピアスボルトも新品へと交換。
ピアスボルトだけ古いままだと、バランス悪くてかっこ悪いですからね。


サビサビだった内側も、ご覧の通り。

お客様も「頼んで本当に良かった!」と喜んでおられました。